早漏の対策と治療

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おわりに

タイ

これまで29回にわたって、早漏の原因と克服法、トレーニング法や薬物治療などについて、ご紹介してきました。
今回は最終回ということで、早漏対策に関するまとめについて書きます。


早漏」という言葉は、男性のアイデンティティを大きく揺るがすものとして、長い間、男性を苦しめてきました。
持続力こそが男らしさの証明だとする乱暴な見方も未だに存在します。


二昔くらい前までの男性雑誌には、早漏に関する読者の悩みと、医師からのアドバイスがよく掲載されていましたし、程度の低い男性雑誌には、「イキそうになったら、ペニスを抜いて、氷水に漬けて冷やせばよい」とか噴飯もののアドバイスが掲載されていました。
今は、若年性の早漏、SEXに不慣れな人の早漏、器質的な問題による早漏、中高年の早漏などについて、ケース・バイ・ケースで特にメンタル面を中心にしたアドバイスとトレーニングで解決していくべき問題として認識されるようになりました。

 

早漏は、包茎や勃起障害と同じく、男性機能の正常化に向けて克服すべき問題です。そして素人判断はやめて早めに専門家に相談することが大切です。
早漏が改善したからといって、女性を好きなように扱って良いということではもちろんありません。女性の声として多い「丁寧で愛情のこもった愛撫を、 十分時間をかけてして欲しい」「動かなくてもいいから、長い時間挿入していて欲しい」という要望に忠実に応えるように、努力する必要もあるでし
ょう。


ほんの30年前まで、女性は「恋人に自分が非処女であることがばれたらどうするか」というようなことが、大まじめに議論されていた時代があります。 その後、性の解放は加速度的に進み、女性が積極的に性の快楽を追求することが許されるようになり、近年では女性の性欲が男性のそれを上回っているのではな いかと思わせるぐらいになっています。

しかし、どんなに時代が変わっても、男と女の肉体的愛情表現の形はかわりません。長い間ケンカばかりしていたカップルがたった一度の充足感のあるSEXによって、生まれ変わったように親密になれるということもあります。


そうしたよりよい性生活を送るため、早漏に悩んでいるときには、改善に向けて歩みを進めてくれることを祈って、本稿の締めくくりといたします。

中高年の早漏

SEX経験が不慣れだったり、亀頭が過敏なために起こる早漏は、一般に若年層に多く、若年性早漏と呼ぶ場合があります。
10代後半から20代前半にかけての、この若年性早漏には、スプレーや厚手コンドームの使用によって容易に解決することも多いです。


また、近年この若年性早漏が増加傾向にあり、これには仮性包茎が大きく関係している場合が多いので、早いうちに包茎手術を受けることが推奨されます。
また、SEXの場数を踏むにしたがって、自然と解決することも多いのですが、若年層の中には、実際には早漏ではないのに、自分は早漏ではないかと気 にしているケースがあります。これについては、特にパートナーの欲求(ピストン運動はしなくていいから長い時間挿入していて欲しいという女性は結構多いよ うです。)が関係している場合もあったり、一方的な男性側の思いこみの場合もあります。前者の場合は、女性が自分の希望を正直に伝えるようになれば自然と 解決しますし、後者の場合は、先輩の話や友人の話を聞いて解決することが期待されます。


今回問題とするのは、中高年層の早漏です。これは男性ホルモン低下により、自分で射精をコントロールできなくなり直ぐに射精するタイプの早漏です。治療としては男性ホルモン剤を投与することになりますが、中高年になると勃起力も低下しており、持続力と勃起力の2つを同時に高めなければなりません。


まず、同じ中高年でも40代くらいまでの人は男性ホルモン製剤の服用はあまり推奨されません。その理由として、早くから男性ホルモンを外部から取り入れてしまうと、本来の自分の体内で男性ホルモンを生産する機能の低下を自ら促進してしまうからです。
40代くらいまでの早漏は、オーソドックスなトレーニングや治療薬(向精神薬など)によって改善を図ることが推奨され、50代以上のどちらかといえば壮年期以降の男性に対して、男性ホルモン製剤を用います。
昨今は、あらゆる意味で生涯現役が理想とされますので、SEXにおいても、適切な薬剤の投与によって、早漏勃起不全の改善を図って、元気に日々を送りましょう。


以上、中高年の早漏についてまとめました。

夫婦のSEX事情 その1

夫婦におけるSEXは、独身男女におけるSEXよりもずっと重要です。
独身女性が強引に結婚に持ち込むための妊娠ではなくて、夫婦の営みとしての子作りとしてのSEXがあり、夫婦がお互いに信頼しあえる関係を続けるための営みとしてのSEXがあります。


早漏で悩んでいるのは、むしろ妻帯者の男性が最も多いと思われます。妻が求めていることに応えられないというのは大きな悩みですし、性生活に支障を来せば、 日常の些細なことでも喧嘩が多くなり、やがてどちらかが浮気に走ったりして、最悪の場合は離婚に至るケースまであります。


こと妊娠に関して考えると、妻の側の「妊娠したい、赤ちゃん欲しい」という強い気持ちが、男性にとって大きなプレッシャーとなったり、「妊娠するためだけの」義務的な セックスになり男性の性行為障害の原因になることもあります。挿入する前に射精してしまったり、勃起不全のまま膣外に射精してしまったりしては、妊娠は不可能です。


このように、早漏は子供を作るという夫婦の営みの障害でもありますから、事態は深刻な場合があります。このような場合は一刻も 早く夫婦カウンセリングを受けるべきでしょう。妻が焦っているケースも多いと思いますので、お互いの理解と協力が成し遂げられるよう、第三者であるカウンセラーに調整してもらうことが必要なのです。できれば産婦人科医との連携ができるカウンセラーがよいでしょう。


女性にとって妊娠できる時 期は限られていますので、毎日SEXしても意味がないですから、排卵期を狙って、その間夫は禁欲して精子の量を多くしておく必要があるわけです。しかし、 一ヶ月の禁欲の結果として、あっという間に膣外に射精してしまったという不幸なケースもありますので、単なる早漏防止トレーニングだけではなくて、禁欲を 伴った早漏防止トレーニングが必要で、最初はかなり大変だと思われます。


こうした大変さを解消するための方策ですが、まず、妊娠だけを目的とするならば、早漏であってもとにかく膣内に精液を放出すればいいわけですから、バイアグラなどを処方してもらって、勃起力を高めて、無事に膣内射精す ることを考えれば、解決はそれほど困難ではないでしょう。


以上、妊娠に関しての早漏防止法についてまとめました。

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